カモミールティーは水出しでも作れるって知ってましたか?
カモミールティーや、その他のハーブティーも、温かいお湯でハーブを蒸らして作る以外に、水からじっくり時間をかけて抽出して作ることもできるんです。
つまり、「水出しカモミールティー」です。
とっても意外ですよね。
水出しで作るカモミールティーは、ホットティーの場合と比べて有効成分や味、風味にどのような違いがあるのか。
また、どのようにしたら美味しい水出しカモミールティーを作ることができるのか、ご紹介していきたいと思います。
カモミールティーを水出しで作るとこんなメリットが!
それでは、カモミールティーを水出しで作るメリットについてご説明します。
まず、水出しでもお湯の抽出でも、カモミールはローマンカモミールとジャーマンカモミールが主流です。
基本的に、リンゴのような甘い香りで飲みやすいとされるカモミールティーですが、ローマンカモミールをホットティーで作ると、苦みを強く感じる方がいらっしゃるようです。
これは、高温のお湯でカモミールを抽出する際に、タンニンという「渋み」や「苦み」の成分が溶けだしてしまうからです。
水出しでカモミールティーをじっくりと抽出すると、渋みや苦みが出にくくなります。
その結果、ふんわりとまろやかな味わいのカモミールティーを作り出すことができるというわけです。
水出しなら、カモミールティーを苦いと感じる方はもちろん、小さな子供なども安心して飲むことができます。
また、お湯を沸かさなくても、待っているだけで、まろやかで飲みやすいカモミールティーが出来上がるというのも、水出しのうれしいポイントですね。
水出しカモミールティーを正しく美味しく作ろう!
それでは、カモミールティーを水出しで美味しく作る方法をご紹介しましょう。
まずは、フィルター付きボトルを用意します。
水出しカモミールティーを作る専用ボトルがない場合は、瓶、プラスチックペットボトルなど、綺麗な容器でも大丈夫です。
お茶パックがあるといいでしょう。
次に、カモミールの茶葉を15g、水を750ml用意しましょう。
水道水を使う場合は一度沸騰させて、常温に冷ましましょう。
できれば、浄水器や市販のミネラルウォーターを使った方が香りや味わいが良いです。
浄水器の水や市販のミネラルウォーターを使う場合は、沸騰させる必要はありません。
次に、ボトルにカモミールと水を入れてじっくり2〜4時間抽出させます。
水出しカモミールティーが綺麗な黄色に変わってきたら飲み頃です。
その頃には、カモミールの甘い香りもカモミールティーに出ている頃でしょう。
水出しといっても冷たい水を使うのではなく、常温の水を使うのがポイントです。
カモミールの分量をアレンジして、自分好みのカモミールティーを作ってみてはどうでしょうか。