カモミールティーが禁忌となる場合があるってホント?
カモミールティーが禁忌になることがあるというと、驚かれる方もいらっしゃるかも知れませんね。
これまで、カモミールティーが持つ多くの優れた効能についてご紹介してきました。
ハーブティーの中でこれほどたくさんの効能があるものは他にないのではと思うほどです。
そんな素晴らしいカモミールティーですが、実は、飲むことを注意しなければならない方、又は時期(禁忌するべき方、又は時期)があります。
一体、どのような場合にカモミールティーを飲むのを禁忌するべきなのでしょうか。
詳しくご説明しましょう。
カモミールティーが禁忌となってしまう場合とは?
カモミールティーを飲むのを禁忌しないといけない場合というのは2つあります。
一つ目は、妊娠初期から妊娠中期の妊婦さんの場合です。
カモミールティーには子宮の収縮を促す作用や筋弛緩作用があります。
そのため、妊娠初期から妊娠中期にかけての大事な時期には、筋肉が緩むことによって流産や死産を招く恐れがあるとされているからです。
妊婦さんは、母体と胎児のためにも特に注意する必要があります。
二つ目は、ブタクサやヨモギアレルギーを持つ方の場合です。
一般的に、ブタクサやヨモギなどによる秋の花粉症のある方は、キク科のハーブであるカモミールにもアレルギー症状が出ることがあります。
もちろん、症状には個人差があります。
しかし、ブタクサやヨモギの花粉に対して「重いアレルギー」をお持ちの方はカモミールティーを飲むのを注意しなければなりません。
このように、中には、カモミールティーを飲むことが禁忌となってしまう方がいらっしゃるのです。
カモミールティーを禁忌とする場合の注意点
カモミールティーを禁忌とする場合の注意点にはどのようなことがあるでしょうか?
上記でご説明したように、妊娠初期から妊娠中期までの妊婦さんと、ヨモギやブタクサのアレルギーをお持ちの方はカモミールティーを飲むのを控えましょう。
妊婦さんの場合は、ついうっかりカモミールティーを飲んでしまっても、1杯程度のカモミールティーで過度に心配する必要はありませんよ。
気持ちを落ち着けて、いつも通りに過ごしましょう。
ヨモギやブタクサのアレルギーのある方でも、カモミールティーを飲む分には全く問題がないという方もいらっしゃいます。
カモミールティーを初めてお試しする方は、薄めに淹れたり、飲む量を少しずつにするなどして、ご自身のアレルギー症状の出かたを把握する必要があります。
たくさんの効能があるカモミールティー、禁忌するべき方でもその時期を過ぎれば、淹れ方を工夫すれば、また美味しく味わえるときがきっと来るでしょう。