カモミールティーが「胆石」に効果があるって本当?
カモミールティーが胆石に良いと言ったら驚く方もいるかも知れません。
ところで、あなたは胆石をご存知でしょうか。
体内に石ができる病気だろうとは想像できますが、いまいちピンとこない方も多いのではないでしょうか。
胆石とは、肝臓から分泌される胆汁の成分が固まり胆嚢内・胆管内に溜まったもののことです。
結石ができる場所によって、肝内結石、胆管結石、胆嚢結石に分類されます。
胆嚢結石は胆石症の約80%と最も多く、胆管結石は約20%、肝内結石は約2%です。
胆石ができやすい人は、40代以降の太った人、多産の人、女性、コレステロール値が高い人などです。
また、過激なダイエットをした人、1日中座っていることが多い人なども胆石ができやすいといわれています。
そんな胆石にカモミールティーは効果があるのでしょうか。
胆石ができる原因や症状をみながら、カモミールティーがどのように効果を発揮するのか見ていきましょう。
カモミールティーは胆石にどのように作用する?
カモミールティーは、胆石に対してどのような作用をするのでしょうか?
まず、胆石の原因は何かを見て行きましょう。
胆石は、コレステロール胆石か色素胆石かによって胆石発症の原因は異なります。
コレステロール胆石は、コレステロールの過剰摂取により、胆汁のコレステロール濃度が高い場合や、胆のうの縮小する機能が低下すると結晶化し大きくなることで胆石になります。
一方、色素胆石は、胆汁内に存在している細菌の感染が原因とされ、細菌によって水に溶けにくいカルシウム塩が作られ、徐々に大きくなることで胆石になるとされます。
現在、日本人の胆石患者の大半は、コレステロール胆石だと言われています。
胆石ができても多くは無症状なのですが、今後、みぞおち辺りに疝痛発(激しい痛み)や胆のう炎などに進行し、手術が必要になる場合があります。
胆石があるのに症状が無いという人は、その後、長期間にわたって症状が出ないことが多いそうです。
しかし、将来痛みが出る可能性が高い若い人や小さな胆石をたくさん持っていたり、胆嚢の働きが弱まっている人は手術を受けるかどうかについて担当医としっかりと相談する必要があります。
日本人に多いとされるコレステロール胆石を予防するには、脂肪の多い食品を避け、肉や魚、豆腐といった高タンパクの食品を積極的に摂ることです。
カモミールティーはコレステロール値を下げる効果がありますので、胆石ができる原因であるコレステロール値を上手にコントロールすることができます。
また、胆石の人は1日2リットルの水を目安に多めに飲むことがすすめられます。
カモミールティーを継続的に飲むことで水分補給はもちろん、カモミールティーが持つリラックス作用で心身ともにリラックスすることができるでしょう。
胆石に良いカモミールティーの効果的な飲み方は?
胆石に良いと言われるカモミールティーの飲み方はどのようなものでしょうか?
まず、胆石の予防のためには、1日2リットル以上の水分摂取を心がける必要があります。
ですので、1日に必要な2リットルの水分のうち、一日3杯程度をカモミールティーに置き換えて飲んでみてください。
そして、食事中や食後には、コレステロール値を下げるために意識してカモミールティーを飲むようにしましょう。
また、ビタミンCにはコレステロールを「胆汁酸」に変えるのを助ける働きがありますので、ビタミンCを含む食品を多くに摂ると胆石を予防することができます。
ビタミンCを多く含むハーブティーには、ルイボスティーやローズヒップティーがあります。
違う種類のハーブティーも併用することで、味の変化を楽しみ、胆石予防効果をぐっと高めましょう。
胆石でお悩みの方、また胆石を予防したいと思っている方は、是非カモミールティーをお試しくださいね。