カモミールティーが日焼けに効果ありってどうなの？
日焼けがイヤだからという理由でカモミールティーを飲むという方が、私の友人にいます。
ところで、みなさんは日焼け対策をしていますか？
日差しが強い日は日傘をさしたり、日焼け止めを塗ったりして日頃から意識している方も多いですよね。
でも、うっかり、何の対策もしないで外出してしまって後悔することがあるのではないでしょうか。
カモミールティーにはこれまでご紹介したように多くの効能がありますが、日焼けにも優れた効果を発揮してくれると言われています。
それでは、カモミールティーが日焼けに効果があるのはなぜなのか、ご説明しましょう。
カモミールティーが日焼けに効果的なのはどうして？
そもそも、どうして日に当たると日焼けするのでしょうか。
日焼けの原因は、言うまでもなく「紫外線」です。
紫外線を浴びることで、皮膚が炎症を起こし、皮膚の色が変化してしまうのです。
紫外線にはUV-AとUV-B、UV-Cの3種類があります。
その中で、日焼けの原因となるのはUV-AとUV-Bの2種類です。
さらに、紫外線はメラニンを体に蓄積させ、シミやそばかすを作ります。
紫外線を浴びてしまった場合は、日焼けの症状を軽くするため、また、シミやそばかすの生成を抑えるために、アフターケアが重要となるのです。
カモミールティーは「アズレン」という抗炎症作用と抗菌作用のある成分を含みますので、日焼けによる肌の炎症を抑えます。
また、カモミールティーが持つ「アピゲニン」という抗炎症成分が、非ステロイド系抗炎症剤と同様の働きをして、肌の炎症に効果を発揮し、肌の再生をサポートします。
さらに、カモミールティーには「カミツレエキス」という成分を含みますが、これは美肌効果と保湿効果を高めます。
このように、カモミールティーは日焼け後のダメージを受けた肌に直接作用し、日焼けによる炎症の改善、シミやそばかす生成を抑制することが分かります。
カモミールティーで日焼け対策するには？
カモミールティーが日焼け後の対策に効果があるということをお分かりいただけたところで、具体的な飲み方や使用方法をご紹介していきましょう。
カモミールティーには先ほどもご説明したように、抗炎症作用や抗菌作用、美肌効果に保湿作用という、優れた効能がたくさんあります。
日焼けはもちろん、美肌を意識している方は毎日1日3〜4杯程度を目安にカモミールティーを飲みましょう。
また、肌の再生や美肌を作るためには、なによりも睡眠が大切です。
カモミールティーにはリラックス作用や安眠効果があるので、睡眠前にも飲んでいただくことで、たっぷり良い睡眠をとることができるでしょう。
さらに、カモミールティーは、入浴剤やスキンケア化粧品としても古くから使われています。
例えば、濃い目に淹れたカモミールティーを冷ましてからコットンに含ませ、日焼けの炎症部分に当てます。
ひんやりとしてとても気持ちが良い上に、日焼けによる炎症にもとても効果的です。
日常的にカモミールティーを化粧水としてお使いいただくこともできます。
また、カモミールティー同様に日焼け後の対策に効果のある別のハーブティーと併用するのもいいでしょう。
レモン20倍のビタミンCを含み、食べる日焼け止めといわれるローズヒップティーは特におススメです。
このように、飲んでも塗っても良しのカモミールティーの優れた効能について、お分かりいただけましたでしょうか。
日焼け後のスキンケアでお悩みの方、また日焼けによるシミやそばかすでお困りの方は一度カモミールティーを試してみてはどうでしょうか。