カモミールティーの「抗炎症作用」とは?

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カモミールティーに抗炎症作用がある?

カモミールティーにはたくさんの効能があることをお伝えしていますが、今回はカモミールティーが持つ「抗炎症作用」についてお話します。

 

「抗炎症作用」と聞いても、ぽかんとしてしまいますよね。

 

抗炎症作用とは、炎症を抑える作用のこと。

 

炎症とは、体内へ異物の侵入や組織の障害が発生した時に、免疫系が引き起こす体内の「防御反応」です。

 

この時の防御反応が、発熱や痛み、腫れ、赤みなどの炎症状態となって表れます。

 

それでは、カモミールティーがこのような炎症によく効くというのはなぜなのでしょうか、ご説明しましょう。

カモミールティーが炎症に効くメカニズムは?

カモミールティーが炎症に効くメカニズムには、どんなことがあるのでしょうか?

 

カモミールティーには、アピゲニンというポリフェノールの一種が含まれます。

 

このアピゲニンは、強力な抗酸化作用と抗炎症作用があり、非ステロイド系抗炎症剤と同じ働きをします。

 

この働きにより、口腔から、胃腸までの消化器系の炎症を鎮めることができます。

 

具体的には、口内炎、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などに効果があります。

 

またその他にも、カモミールティーには、ビサボロール、カマズレン、フラボノイドの一種であるルテオリンやアピゲニンなどの有効成分を含みます。

 

これらの有効成分は、炎症の原因物質であるロイコトリエンの生成を阻害し、炎症を抑える作用があります。

 

この作用により、アトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎、蕁麻疹、花粉症に効果があります。

 

傷の消毒にカモミールティーが使われることもあります。

 

このように、カモミールティーには炎症を鎮静化させる有効成分が多く含まれていることがわかります。

カモミールティーをどうやって飲むと炎症に効果的なの?

カモミールティーに抗炎症作用があるということがお分かりいただけたところで、具体的な飲み方をご紹介していきたいと思います。

 

口内炎や歯肉炎などの口腔内に炎症がある場合は、濃い目にカモミールティーを入れて、飲む…のもいいのですが、それに加えてマウスウォッシュとして使いましょう。

 

カモミールティーの有効成分を、口腔内にできるだけ長い時間留めておくように、ゆっくりと飲むのも良いでしょう。

 

胃腸の炎症の際には、痛みが伴いますので、その痛みを感じた時にカモミールティーを飲むのが一番良いタイミングです。

 

加えて、食後に飲んだり、リラックス効果を高めるために就寝前に飲んだりするのが良いでしょう。

 

アトピー性皮膚炎などの皮膚トラブルは、腸内環境がバランスを崩していることもひとつの原因とされています。

 

一日一度カモミールティーを飲むことで、腸内環境が整い、皮膚の炎症を緩和します。

 

また、カモミールティーの蒸気を鼻から吸うことで、気管支炎や喉の痛み、花粉症からくる鼻づまりなどにも効果があります。

 

カモミールティーには様々な炎症に効果があることが分かります。

 

このように優れたカモミールティー、毎日飲む習慣をつけてみてはどうでしょうか。

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