カモミールティーが胃痛や胃腸の不調に効果があるってホント?
カモミールティーが胃痛を改善するのに効果があると言ったら驚く方がいるかも知れませんね。
あなたも、通勤途中、仕事の会議中や外出先などに、突然の胃痛で困ったことがあるのではないでしょうか。
なぜ、このような胃痛や胃腸の不調が起こるのでしょうか。
食べ過ぎ、飲み過ぎ、そして過度のストレスがかかると、胃酸の過剰分泌が起こったり、胃粘液分泌が阻害されます。
そのため、胃酸と胃粘液のバランスが崩れ、胃酸が胃粘膜を傷付けてしましい炎症が起きることで胃痛が発生します。
カモミールティーには、こういった胃痛を緩和する作用があります。
ここでは、カモミールティーと胃痛の関係についてご説明しましょう。
カモミールティーが胃痛や胃腸の不調に効果的なのは何故?
カモミールティーは、どうして胃痛や胃腸の不調に効果的なのでしょうか?
カモミールティーは、アズレンという抗炎症、鎮痛作用がある成分を含みます。
アズレンには、口腔、食道や胃腸までの消化器系全ての粘膜の炎症を抑える効果があります。
アズレンが作用することで、胃酸の過剰分が抑えられたり、胃粘液分泌が促進され、胃の状態が正常に整い、胃痛が緩和されます。
また、過度なストレスや睡眠不足、食生活の乱れにより自律神経のバランスが大きく崩れると、胃腸の調子も悪くなりがちです。
ところが、アズレンは平滑筋という内臓の筋肉に働き、胃痛や胃痙攣(いけいれん)などの症状を和らげる効果も持ちます。
そのため、カモミールティーは、過敏性大腸炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などにも効果が期待できます。
健胃作用、消化促進作用もあるため、食べ過ぎや吐き気を落ち着かせ、下痢などの症状を緩和します。
胃痛や胃腸の不調の際には、カモミールティーが大活躍すること間違いなしということですね。
カモミールティーで胃痛や胃腸の不調を改善するには?
それでは、突然の胃痛や胃腸の不調の改善のために、カモミールティーをどのようにして飲めばよいのでしょうか。
まずは、胃痛や胃腸の調子が悪いと感じた時に、カモミールティーを飲むのが一番効果を得られるタイミングです。
カモミールに含まれるアズレンが胃を正常に整え、また平滑筋の動きも落ち着かせてくれます。
そのため、胃痛を感じた人が、藁をつかむ思いでカモミールティーを飲んだら、胃痛がぴたりと止まったということもあるようです。
また、胃腸の調子を整えるという意味で、食後に飲んだり、リラックス効果を高めるために就寝前に飲んだりするのが良いでしょう。
胃が正常に活動するための最適温度は、37〜38度の人肌の温かさです。
冷たい飲み物は、胃の活動を鈍くさせてしまうので、カモミールティーを飲むときはホットティーにして飲みましょう.
突然の胃痛や胃腸の不調を感じる方は、薬を手に取る前に一度カモミールティーを試して見てはどうでしょうか。