カモミールティーがアトピー性皮膚炎に効果的ってホント?
アトピー性皮膚炎にカモミールティーが良いと言ったら驚く方がいるかも知れません。
最近はみなさんも、アトピー性皮膚炎という言葉をよく耳にしたり目にするのではないでしょうか。
アトピー性皮膚炎とは、長期にわたり、かゆみのある湿疹が続く皮膚の病気です。
アトピー性皮膚炎の特徴として、良くなったり悪くなったりを繰り返すという点があり、その治療や完治への道はとても長いものになります。
カモミールティーにはたくさんの効能がありますが、アトピー性皮膚炎にも優れた効果があります。
それでは、カモミールティーがアトピー性皮膚炎に効果があるのはなぜなのか、ご説明しましょう。
カモミールティーがアトピー性皮膚炎に効果的なのはナゼ?
カモミールティーがアトピー性皮膚炎に効果的と言われるメカニズムはどうなっているのでしょうか?
まず、アトピー性皮膚炎は、体の外から侵入する敵と戦い退治する「免疫」が過剰になることから始まります。
そのため、本来退治する必要のないものに対しても不必要に反応し、炎症を起こしてしまうことが病気の根本にあります。
そして、長期間にわたり、皮膚に加わる強い刺激や痒みによるストレス、疲労がさらに免疫を不安定にし、アトピー性皮膚炎を悪化させてしまします。
カモミールティーは「アズレン」という炎症を抑える作用のある成分を含みますので、アトピー肌の炎症を抑えます。
また、ひどい痒みで皮膚を掻いたグジュグジュとした肌にも効果があります。
また、アトピー性皮膚炎ではひどい痒みの後には痛みが出ますが、その痛みを緩和する作用もカモミールティーにはあります。
さらに、カモミールティーは粘膜の過敏症を緩和し、ヒスタミンの生成を抑えます。
ヒスタミンはかゆみを引き起こす物質なので、カモミールティーを飲み続ければ痒みを緩和することにもなります。
また、アトピー性皮膚炎の方には、腸内環境が良くないという方が多いと言います。
カモミールティーは胃や腸の粘膜の炎症にも作用し、腸内環境を整える作用がありますので、胃腸の機能低下からくるアトピー性皮膚炎にも効果が期待できるでしょう。
このように、カモミールティーはアトピー性皮膚炎に身体の外からも中からも作用し、症状の改善に役立つことが分かります。
カモミールティーのアトピー性皮膚炎への効果的な飲み方は?
カモミールティーがアトピー性皮膚炎に効果的だということをお分かりいただけたところで、具体的な飲み方や使用方法をご紹介していきましょう。
アトピー性皮膚炎の治療にステロイドを使っている方もいらっしゃるでしょう。
カモミールティーはあくまでもハーブティーですので、ステロイドのような即効性はありません。
ただし、善するために長期的に飲用することでじわじわと効果が表れます。
それでは、アトピーに対するカモミールティーの飲み方です。
アトピーへのカモミールティーの飲み方
カモミールティーは毎日続けて1日3杯程度を目安に飲みましょう。
これは、体内環境を整えるために必要な摂取量です。
カモミールティーが飲みにくいと感じる方は、はちみつを加えると味がまろやかになります。
砂糖は痒みを増幅させる成分が入っているので、できるだけ控えます。
カモミールティーの香り成分がリラックス作用と自然治癒力を高めてくれることでしょう。
次に、外用としてのカモミールティーの使用方法をご紹介します。
2?の水に2-5gのカモミール(ドライ)を火にかけ沸騰するまで強火、その後10分弱火で煎じます。
これが煎じ薬のように働いてくれます。
煎じ薬に浸した脱脂綿を痒みの強い部分に当ててください。
アトピー性皮膚炎による炎症と痒みにとても効果的です。
飲んでもよし、塗ってもよしのアトピー性皮膚炎に効果がある優れたカモミールティー、アトピー性皮膚炎でお悩みの方、是非お試ししてみませんか。
ただし、ここで注意点です。
カモミールはキク科の植物で、ヨモギやブタクサもキク科の植物です。
キクやヨモギ、ブタクサのアレルギーがある人は、カモミールティーを摂取することでアレルギー反応を起こす可能性がありますので注意してくださいね。