カモミールティーが乾癬(かんせん)という皮膚疾患に効果的?
カモミールティーはいろいろな効果が期待できますが、皮膚疾患の乾癬(かんせん)にも効果的という話があります。
ところで、みなさんは皮膚疾患である乾癬(かんせん)をご存じでしょうか?
少し前に乾癬であることを公表する有名人がおり、初めてその病名を聞いた方も多いのではないかと思います。
乾癬とは皮膚が赤くなって盛り上がり、魚のうろこ、または雲母状になった白っぽいフケの様な皮が、厚ぼったく付着したり、ぼろぼろ剥がれ落ちたりする「皮膚の病気」です。
その原因は、いまだはっきりと分かっていません。
カモミールティーにはたくさんの効能がありますが、乾癬にも優れた効果があるようです。
それでは、カモミールティーが乾癬に効果があるのはなぜなのか、ご説明しましょう。
カモミールティーが乾癬に効果的と言われる理由は?
カモミールティーが乾癬に効果的だと言われる理由は何でしょうか?
乾癬の原因はいまだはっきりとは分かっていませんが、遺伝的な素因が大きく関係しているようです。
その他に、風邪などの感染症、ストレス、古傷や使用した薬の服用からくる肌の過敏性などいくつかの要因が重複して、乾癬を発症させ悪化させてしまうと考えられています。
現在、日本で乾癬にかかっている方は約10万人、男女比は2:1で、30〜40代で多く発生しています。
乾癬の原因をすべて取り除くことは難しいのですが、カモミールティーは抗炎症作用と抗アレルギー作用があるので、乾癬の症状には非常に効果が発揮されます。
乾癬もアトピーに似た痒み、赤み、肌のツッパリ感などの皮膚症状を起こすので、アトピーに効果的なカモミールティーは乾癬にも有効です。
さらに、カモミールティーは、ヒスタミンの生成を抑えます。
ヒスタミンはかゆみを引き起こす物質なので、カモミールティーを飲み続ければ痒みを緩和することができます。
また、カモミールティーはリラックス作用と、鎮静作用がありますので、ストレスを解消するのにも効果的です。
カモミールティーは自然治癒力を高める効果や血流促進作用により、風邪などの感染症にも効果を発揮します。
このように、カモミールティーは乾癬の原因となる要因に作用しながら、乾癬症状の改善に役立ってくれるのです。
乾癬に良いカモミールティーの飲み方は?
カモミールティーが乾癬に効果があるということをお分かりいただけたところで、具体的な飲み方や使用方法をご紹介していきましょう。
乾癬の治療には、外用療法、光線療法、内服療法がメインとされています。
カモミールティーはあくまでもハーブティーですので、外用療法で主に使われるステロイドのような即効性は全くありません。
体質を改善するために、長期的に飲用することでゆっくりと効果が表れます。
それではカモミールティーの飲み方をご紹介します。
カモミールティーは、毎日1日3〜4杯程度を目安に飲みましょう。
これは体質を改善するために必要な摂取量です。無理なく続けてみましょう。
カモミールティーのリンゴのような甘い香り成分が、リラックス作用と自然治癒力を高めてくれるので、ホットティーにして飲みましょう。
カモミールティーをタオルに浸して患部を湿らせたり、カモミールティーの蒸気を患部に当てるようにするのも効果的です。
乾癬による炎症と痒みにもとても効果的です。
身体の中からだけでなく、身体の外からも効果のあるカモミールティー、乾癬でお悩みの方は一度お試しください。
ただし、カモミールはキク科の植物で、ヨモギやブタクサもキク科の植物です。
キクやヨモギ、ブタクサのアレルギーがある方は、カモミールティーを摂取することでアレルギー反応を起こす可能性がありますのでくれぐれも注意してください。